ひららら

いろいろ言う

ひらららさんの書斎にご案内いたしましょう

どうも。今日こそは朝4時をお知らせしてくれる人と会うまいと思ってたのに見事に面会してしまいました。ひらららです。現在時刻は午前4時50分です。なんでなの???

さて、今日はついさっき要望があったのでこんなことを書きたいと思います(要約)。

「ひらららくんとめっちゃ本の趣味が合うので紹介してほしい~!」

らしいです。まぁ僕はそんな王道から逸れた本は読んでないんですけどこの人とはびっくりするくらい一致したので驚きです。というわけで僕の本棚からいくつかおすすめを紹介していきますかね。

 

1.『怪盗クイーン』シリーズ / はやみねかおる

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みなさんも小学生の時代があったと思います。さすがにこの文章を幼稚園児が読んでることはないと思うので。小学生のころってみなさん小説なに読んでましたか?まぁ児童書がほとんどだと思います。角川のつばさ文庫とか集英社のみらい文庫とか読んでました。その中でも一番僕が読んでたのが講談社青い鳥文庫でした。めっちゃなんでも読んでました。パスワードとかKzとかはその頃は推理小説が好きだったので読んでたし活字中毒の節があったので黒魔女さんとか若おかみとかも読んでました。まぁそんななかで。僕がそのころから一番好きで唯一と言っていいくらいずっと買い集めているのがはやみねかおるさんのシリーズなんですが。みなさんも一度くらいは夢水清志郎とか内藤内人くんとかの物語を読んだことがあると思います。前置きが長くなりすぎた。

まぁそんななかで今回紹介するのは『怪盗クイーン』シリーズです。今度本屋に行く機会があったら青い鳥文庫のコーナーを覗いてみてください。たぶんなんかとびぬけて太い本が何冊かあると思います。それがクイーンです。いま僕の手元にあるやつは600ページ以上ありました。

簡単に物語の大枠を説明しましょう。年齢も性別もわからない神出鬼没の大怪盗と選ばれし世界最高峰の13人が集まった探偵卿、さらにそれに介入する世界各国の闇組織の熾烈なアクションバトル…だったらいいなぁ。めっちゃ脚色したらこんな感じです。脚色を抜かせば、人生はC調と遊び心と言い張り住処の飛行船でひたすら対象年齢3歳以上の知育玩具に精を出すだらけた怪盗、とりあえず日本刀で何でも斬ろうとしたりコンビニバイトに命を懸けたり他人の介入がないところで一人ギャルゲーに熱中したりする変人どもが13人も集う探偵卿、さらに怪盗が変なことをして恨みを買っている犯罪組織、のドタバタ狂騒劇です。

どうです?なんだかんだで面白そうでしょう?別ベクトルからおすすめをするとたぶん何かしらのオタクをやってる人には登場キャラの誰かが必ず刺さると思います。ぜひ、新しい推しを見つけてみませんか??

 

2.『浜村渚の計算ノート』シリーズ / 青柳碧人

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僕の趣味は今でこそTwitterになっちゃってますがそれ以前の趣味は読書と数学でした。いや今でも好きだけどね。そんな時期に見つけたのがこの本です。タイトルからラノベ臭がしますがミステリーです。まぁキャラクターメインのミステリー感は読んでてあるけどね。第1巻の第1話から四色問題が題材になってるんですよ?読むしかないです。

さて、物語の要約です。とある時の日本、教育改革によって数学は義務教育から抹消されてしまいました。そんな日本に対して数学者たちの一部が猛反発、「黒い三角定規」として各地でテロを起こし始めてしまいました。警察は彼らの数学テロに圧倒されるばかり、そんななか救世主が現れた!その救世主はなんと高校1年生!?その小さな身体でどんどんテロリストを糾弾し捕まえていく痛快数学ミステリー!!…だったらいいなぁ。実際は数学テロが起こされて高校1年生がそれに対抗していくのはあってますが糾弾とかはあんまりないです。そんなに浜村さんは強いこと言えません。ただただ数学が大好きなだけの普通の女の子です。それでも一生懸命数学でテロリストさんたちを説得しようとします。ちなみに僕が今までのブログでヒルベルトさんとかゲーデルさんとか数学者にさん付けしてるのは浜村さんの影響です。

数学が苦手なそこのあなたでも、普通に面白いゆるふわミステリーとして読めるのでぜひ!…まぁ作中で結構人は死んでますけど。

 

3.『シャーロック・ホームズ』シリーズ / コナン・ドイル

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僕はあんまり海外旅行に行きたいなっていう気持ちはないのですが、もしそんな機会に恵まれたら真っ先に行きたいのはイギリスです。大英博物館とかずっといたいですね。それともう一つ。ベーカー街221Bにも行きたいです。そうです。ホームズとワトソンが住んでいた場所です。僕はいつまで経っても推理小説と言えばホームズってイメージから抜け出せませんね。アガサ・クリスティーポアロとかも読んでみたいとは思いつついまだに読めてない。彼女の小説だと「そして誰もいなくなった」しか読んだことないですね。こちらも面白いので是非。

話が逸れた。僕はホームズは青い鳥文庫で全部読んだしいまだに持ってるのですが。子供の頃に読んだ影響というのはすごいもので僕は何故かちょっと偉ぶるとき「~ということなのだよ。わかったかねワトソンくん」っていう癖があります。なかなかに腹立たしいですね。ホームズを根っことして各地の名探偵が生まれていった節はあると思うので推理小説が好きな方はぜひぜひ読んでほしいですね。個人的には「恐怖の谷」が一番好きかなぁ。まぁ後半はホームズ登場しませんけど、また全然別の冒険譚?って感じかな、で楽しめます。

 

4.『月刊少女野崎くん』シリーズ / 椿いづみ

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ここからは少し趣向を変えて漫画のご紹介です。僕はハニワが好きだってのはたぶんどこかしらで言ったと思いますけどそれ以来恋愛小説とか漫画とかも好きになってしまいました。まぁ一番好きなのは身近な人の恋バナなので何かあったら聞かせてね。それはそれとして。僕が負けヒロインが好きとは言いましたがまぁそれでも全員ハッピーエンドにはなってほしいものです。とはいえ普通の恋愛ものはまぁ起承転結の王道に乗っかるとどうしても転のとこで試練が訪れます。ちょっと心が痛くなりますね。なんだかんだで感情移入するタイプなので。

そういうわけで。僕がラブコメを好きになるのもそりゃ当然みたいな感じですね。そのなかでも特に好きなのがこの『月刊少女野崎くん』です。コメディコメディしてます。主人公の千代ちゃんが惚れてる野崎くんに告白したところ実は野崎くんは少女漫画家でファンだと間違えてなんやかんやあって千代ちゃんはアシスタントに…という導入だけでコメディです。僕は御子柴くんが好きです!イケメンキザ男だけど実はオタク…みたいなキャラです。かわいいです。あと若松くんも好きです。これは同情です。ていうか漫画だったら読みやすいと思うのでぜひぜひ読んでくれ~!最近アニメ1話の再放送もあったらしいので。アニメは僕もあんまり見てないのでそのうち見たいなぁというお気持ち。同じラブコメ系統だとか『この美術部には問題がある!』とかも好きなのでぜひ!こっちは逆に原作読んでないなぁそういえば。

 

5.『文豪ストレイドッグス』シリーズ / 朝霧カフカ

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もう1つ漫画を紹介しますがこちらは全然ジャンルが違いますね。ほとんどラブコメの要素ないしなんなら戦いまくります。

だいたいのあらすじを言いますと、めっちゃすごい異能を持つ人たちが横浜を舞台にてんやわんやするお話です。僕はこれと言った主人公を持たないタイプの物語も好きなのですがこれはまさにド直球で僕の心を抉ってきます。一応、主人公は探偵社の敦くんなんですけど探偵社のみんなの過去とか掘り下げてくれてみんな主人公です。好きになっちゃいます。なんならマフィアとか組合とかそういう敵組織の人物のキャラも掘り下げてくれるのでもうみんな応援したくなっちゃいますね。 単行本最新刊のところまでしか読んでないんですけどもうびっくりするくらい話がいい意味でごちゃごちゃしてきて最高です。いったい誰が最後に嗤うんだろうね。

個人的な推しはもう何回も言ってる気がしますがモンゴメリさんです。好きです。たぶん僕は永遠にああいうタイプのキャラが好きなんだなって思いました。それと乱歩さんも好きです。永遠にポオ君と遊んでてほしいですね。僕はまだ本編しか読んでないのですがなんかいろいろと話が他で展開されてるので全部読みたいです。社長と乱歩さんの小説早く読みたいなぁ。

 

6.『フェルマーの最終定理』/ サイモン・シン

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 皆さんはピタゴラスの定理って知ってますか?まぁ知ってなきゃ困りますが。直角三角形の斜辺の長さの2乗は他の2辺の2乗の和に等しい…まぁ数式化すると「x² + y² = z²」です。さて、時の天才数学者フェルマーさんはこの式に少し手を加えたところ面白いことに気づきました。なんとこの指数を3以上の自然数に変えたらどうもこれを成り立たせるx,y,zの組は存在しないらしいです。そしてフェルマーさんはこの予想を無事証明しました。しかし数学者というものは基本的に変人揃い、なんとこの証明を書き残さずにお亡くなりになってしまいました。ここに約4世紀にもわたって数学者を苦しめることとなる「フェルマーの最終定理」が生まれたわけです。本来、数学の世界において証明が認められないものは定理でなく予想とされるのですが(リーマン予想とかABC予想とかね)、この数式に関しては「あのフェルマーが言ってるんだから合ってるやろ!」ってなって定理って呼ばれ続けてたっぽいです。すごいですね。

さて、そんなフェルマーの最終定理も20世紀末、ついにワイルズさんによって証明されました。すごいです。そんな約4世紀にわたるフェルマーさんと数学者さんたちの戦いの記録がこの本、『フェルマーの最終定理』なのです。この定理が決してワイルズさんただ一人によって証明されたなんてことは全然なく、たくさんの数学者さんの足跡をたどっていった結果だということが分かります。日本人びいきする気はありませんが、この証明には谷山さんと志村さんっていう日本の数学者も一枚かんでるのでぜひぜひその業績も見てほしいですね。

 

さて、今回はひとまずこんなところですかね。どうです?興味の惹かれる本はありましたか?気になった本があったらぜひ図書館で借りるなり(今閉まってるけど)、本屋で買うなり(今外出自粛だけど)、ネット通販で買うなり(今混雑してそうだけど)、してくださいな。個人的には最後の『フェルマーの最終定理』がおすすめです!そこの文系のあなた、ぜひとも読んでみませんか??(オチ担当みたいにしたけど普通に誰でも読みやすいし面白いので是非)

というわけで今日はここらへんで!フェルマーさんのノートと違ってこのブログはまだまだ余白はあるけど残念ながら僕の語彙力はもうないのでここで終わり!そりゃ久しぶりに4500字も書いたら語彙力も無くなるわ!!みんなも僕の軽い文章じゃなくてちゃんとした文章読まないと後々レポートとか書くときに困ったことになるぞ!!